質問できるとどういうときに役に立つのか

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Gerd AltmannによるPixabayからの画像

今まで人間関係の色々な場面を見てきていつも思うのは、事前に「質問」できていたらこうならなかったのでは、と感じる場面が非常に多かったからです。
それぐらい世間では日常的にあまり質問というものをしていないように思えます。実際にそのせいか、本当は起きなくてもいいトラブルが多々発生しているのではないでしょうか。
このまま質問力を高めずにまたトラブルが続出していくのを黙って見ているわけにはいきません。
そこで今回は「質問」をテーマにしてみたいと思います。実際に質問がどういう場面で役に立つのかを説明していきます。
今回もよろしくお願いいたしします。

相手の動向を知りたいとき

相手の話を聞くときに、話の途中で疑問を感じたら質問をします。
例えば小学生ぐらいだと
「今どんなマンガ持ってるの?」
「最近見ているテレビは?」
中学生ぐらいだと
「最近音楽何を聞いてるの?」
「野球で好きな球団どこ?」
「○○選手ってすごいと思わない?」
などの質問でどんどん相手の動向に迫っていきます。
趣味の分野だけでなく、考え方についてもたくさん質問することがあります。
例えば小中学生ぐらいだと、
「あいつこの間約束したのに来なかったんだけどどう思う?」
「あいつ女の子にいつもこんなことをしているんだけどどう思う?」
「○○君がアイドルの○○好きなんだってどう思う?」
などという質問をして友達との付き合いをどう考えているか、弱いものに対してどういう対応しているのか、趣味としてそれは許せるのか、など男らしさや友達関係の絆の固さがどの程度なのか、もしくは友達を裏切るやつか、秘密を守れるか、などその年代特有の疑問について質問していくことによって相手のことがわかってきます。
ちなみに大人は質問で何を聞いておきたいかと言いますと、一般的には仕事に対する考え方、結婚はいつするつもりなのか、どういう考え方で子育てをしているのか、老後どうするか、また親の介護についてどう思っているのかなど、聞きたいことがさらにたくさん発生していきます。
このように各年代ごとにこれだけ知りたい疑問があるということはそれだけ質問しなければいけないということを表しています。だから質問は大事なのです。

相手の本心を知りたいとき

上のケースでの質問はどちらかというと主に「自分の周りの人はどう考えているんだろう」という疑問に対してのものでしたが、ここではもう少し相手の核心に迫るケースで質問というものを考えていきます。
実際に核心と言っても色々なケースがあるのですが、例えば今恋愛中で付き合っている人がいる状態だと仮定します。
さらに付き合っている相手の自分に対する気持ちが今いちわからない状態が続いている場合、相手の核心に迫りたいという気持ちが芽生えるのではないでしょうか。具体的に言うと、相手に質問して「結局自分のことをどう思っているのか」、という核心部分に迫って相手の気持ちを確かめたいはずです。
このように相手の気持ちがわからなくてモヤモヤしているときに質問できないとさらにモヤモヤしてしまうことになるのです。
学校や会社の方針が見えてこない場合も同じようにモヤモヤした状態になります。このため、この場合もいずれ質問をして核心に迫らなければいけなくなるでしょう。

約束を交わした相手に再度確認しておきたいとき

次の質問するタイミングはそんなにディープな内容ではないのですが、よくある話なのではないでしょうか。
例えば、お遊びのお出かけ予定を提案してくれたのはとてもうれしかったのですが、実際のお出かけ日までに細かいことが決まってこないと不安になってどうなっているのか質問をして核心に迫りたくなります。しかし、ここで質問能力がないと結局お出かけをするのかしないのかを質問していないので、もし実際にお出かけしないとなったときに相手に「出かけると言ったのに」という批判を繰り返すことになります。そうならないためにも質問をうまく利用しましょう。

普段から口うるさい人を相手にするとき

普段から口うるさい人というのは、とにかくいつも細かいことをクドクド言います。このため、質問力を駆使してこれを阻止する必要があります。
具体的にどうするのかと言いますと、いつも大体どの辺で相手がうるさくなるのかを把握し、相手がうるさくなる前に、
「これはこうで良かったんでしたっけ?」
「ここはこっちで良かったんですよねー?」
という具合に事前に質問していくのです。このように気になるところを事前に相手に確認しておけば後々確認したポイントについては相手がうるさく言えなくなるはずです。これが質問の威力です。

長い間疑問に感じていたことを改めて聞きたいとき

相手の生き方でもいいですし、生活習慣でもいいですが、長年疑問感じていたことについても質問力が発揮されます。例えば、
「前々から感じていたんだけど、どうしてこういう場合はいつもこうするの?」
「いつも思うんだけど、○○から食べ始めるんだね」
「お酒は絶対に飲まないんだね」
など、ずっと見てきて疑問に感じた場合も質問していけば相手のことをどんどん理解していけます。

まとめ

このように質問というのは様々な場面で威力を発揮します。また質問できるようになると事前に色々なことを押さえることができるようなるので人間関係のトラブルが激減します。それくらい質問は有効活用できるのです。是非機会があったら試してみてください。
お互い頑張りましょう。今回も最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。