他人に求める礼儀正しさよりも自分のための礼儀正しさを身に着けよう

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礼儀正しさ大事ですよね。確かに礼儀正しくあったほうがいいに決まっています。しかし、それは誰に対しての礼儀正しさでしょうか。周りの人にとってでしょうか。それとも自分に対してでしょうか。いずれにしても礼儀正しさとはどういう位置づけでなければいけないのでしょうか。今回はその点に迫ってみたいと思います。よろしくお願いします。


周りができていないからっていちいち責めない

周りの人で礼儀正しくない人を見かけるといちいち腹を立てる人がよくいますが、これはあまりよくありません。すぐに相手を変えようと批判する人が多いのですが、これは相手の反感を買うだけです。
なぜかと言いますと、普段お世話になっていない人に偉そうなことを言われたくないからです。
人は相手から偉そうに言われると、瞬時に
「あの人普段からどれくらい付き合いあったっけ?」
「あの人にどれくらい世話になっていたっけ?」
ということを考えます。そして自分にとって何も関係ない人であるということがわかると、相手に対して
「あの人何様なんだ!」
「偉そうに!」
という印象に変わります。
このため、たとえ自分のほうが正しくても一方的に相手を責めることはよくありません。

礼儀正しくない人に影響されない

逆に普段から面倒くさいと感じることが多かったり、真面目に取り組むことが苦手な人にとっては、礼儀正しくない人を見ると
「なんだ、礼儀正しくしなくていいんじゃないか」
「あの人だってちゃんとやってないじゃないか」
ということを市民権にして自分もどんどんだらしなくなっていきます。
そうすると礼儀正しさから縁遠い人間性になってしまい、人間としての程度が下がっていきます。人付き合いも程度の低い人としか波長が合わなくなっていきます。
このようなことから、たとえ周りに自堕落な人がいても影響されずに自分の美学に従って人生を歩んでいくようにすると良いでしょう。

自分のために磨くからこそ人間性が向上する

礼儀正しさというのはつい他人に求めてしまうものですが、最も大事なのは自分が礼儀正しくなることです。最終的には自分がレベルアップしなければいけないのであって、他人ではありません。
他人に求める前に自分がレベルアップするほうが結局は自分の人生を豊かにします。
実際に礼儀正しさを身に着けてくるとわかりますが、まずこれまではファーストフード店やフードコート、ファミレスなどにしか行けなかった自分が、礼儀正しさを身に着けてくるともっときちんとしたレストランに行ったり、銀座に出向いたり、ファッションに拘ったりと、礼儀正しさを意識することにより今まで関心のなかったものにどんどん範囲を広げていくことができるようになります。
このようなことを考えると、礼儀正しさは絶対に自分がこだわるほうに使ったほうが多分にメリットがあるものと思われます。

礼儀正しさから得られるもの

先ほどもちょっと触れましたが、趣味や行く場所が変わるほかにも、話し方をもう少しきちんとしよう、という気持ちが徐々に芽生えます。
そして、そもそも汚い言葉を使うことが自分をくだらなくしていく要因になっていることに気がつきます。
言葉遣いが正しくなるとさらに行ける場所が増えるので、文化面の活動が充実していきます。

そうするとさらに、今まで自分が好きだった趣味でさえ自分の意図とは関係なく自然に卒業しようとします。体が勝手に程度が低いものを切り捨てていくのです。習慣が変わっていくと周りのものがどんどん変化していきます。
礼儀正しさとは、このように好循環を生み出していくのです。

まずは話し方から気をつけよう

何回も強調しますが、まず身近にできる礼儀正しさとはまず話し方だと思っています。
言霊とは言いますが本当に感じることがよくあります。
運の良さにも関係してくると感じている人も多いほど、どのような言葉を発していくのか、と考えることは非常に重要なことなのです。

下らない言葉は逆にどんどん自分のレベルを下げていきます。

挨拶をできるようにしよう

本当に最初は挨拶できません。
わかっていてもなかなかできません。
だから実践していって慣れるしかないんです。
体で慣れるしかないんです。
本当に実践していくとできるようになります。
車を運転するときにも、路上で相手に合図を送ることがありますが、これも最初できなかったのですが、やっていくうちにできるようになりました。
大人になると、小学生のころみたいにすぐに試して体で覚えるということを忘れて、すぐにできないとやらないという悪循環にすぐに陥るんです。
そういうときは小学生みたいに頭で考えず、試すのが一番です。
頭で考えてできないことは体で覚えるのが一番だと感じています。

謝れるようになろう

これもなかなかできません。
とにかくプライドが高い人はなおさらできないんじゃないでしょうか。
どんな理由があっても自分が悪いと思われたくない、という人はすごく多いです。でも、そう思っている分、人間関係がうまくいきません。
謝るのも慣れなので実践したほうが早いです。そのうち謝れるようになります。やりたくないことは体で覚えるほうがいいです。躾と同じかもしれません。長く生きてくると生きてきた年数分プライドが高くなるものですが、生きてきた年数はあまり関係ありません。
いくら長く生きてきても、その都度考えないと結局中身が成長しないからです。

まとめ

今回は礼儀正しさをどこに向けたら良いのか、という点に重点を置きました。
自分の経験から自分に向けたほうが色々メリットが多かったので、今回このような内容にしてみました。
自分のやりたくないこと、面倒くさいと感じていることは、つい他人にやってほしいからつい批判してしまいがちですが、たまには視点を変えてみるのもいい経験になるのではないでしょうか。お互い頑張りましょう。今回も最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。