まだ同情できる嘘とできない嘘

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OldiefanによるPixabayからの画像

嘘をつくのは良くないことです。ただ嘘をついた理由によっては同情の余地が残っているものと思われます。
単に嘘をついたからといって、果たしていつも一方的に相手を責めるべきでしょうか。
相手を責める前に、せめて嘘をついた理由を聞いてあげてもいいのではないでしょうか。特に相手に愛情があるならなおさらそうするべきです。
そこで今回は嘘にも色々と事情があり、同情できるものとそうでないものがあるということを説明していきたいと思います。
今回もよろしくお願いします。

同情できるパターン

周りに迷惑をかけたくなかった嘘

例えば大黒柱であるお父さんがローンを早く返済したくて副業に手を出したのはいいのだけれども、なかなかうまくいかなくて、借金だけが膨らんでいっているとします。そしてこのお父さんは家族には「大丈夫」といつも嘘をついてしまっています。
さて、このケースではお父さんを責められるでしょうか。
確かに家族に相談しないで副業を始めたという落ち度はありましたが、元々このお父さんは大変なことを自分1人で抱え込む性格なのかもしれません。
そうした場合に、家族に心配かけさせないようにこのような嘘をついてしまっている可能性があります。
これは同情してしまいます。せめて次回からはあらかじめ家族に相談するようにお父さんにお願いするべきでしょうか。
この他の例としては、また家族ネタで申し訳ないのですが、子供がまだ幼いから片親がお父さんもしくはお母さんの死の真実を知らせないで嘘をつく、というケースが考えられます。
これも子供のことを考えると思わず同情したくなる例です。

誰かを守りたかった嘘

特に頑張っている人を守りたいから嘘をつく、というケースがこの種の嘘によくあるパターンです。
例えば、たまにしか子供の相手をしないお父さんが、子供の成績の悪さを見てお母さんに「大丈夫か」といつも言ってくる、という場面を想定します。
この場合、確かに子供の成績は悪かったから、お父さんは心配して言っていたのでしょうが、お母さんは実は子供自身はできないながらいつも頑張っていたのをいつもそばで見ていてわかっていました。
だからお父さんについ「最近成績よくなってきているわよ」という嘘をついてしまう、という話なのですが、私はこれもついお母さんに同情してしまいます。
頑張っているから「そのうち本当に成績上がらないかな」という願望を込めてつい嘘ついちゃうのですが、これは許せるのではないでしょうか。
他の例でも旦那さんがリストラにあって、その後も再就職活動を続けるんだけど、なかなか次の職が決まらないときなんかも、つい実家や親戚関係に奥さんが「職が決まった」って嘘つきたくなるんじゃないでしょうか。
これも本人が頑張っているからつきたくなる嘘だと私は感じています。

いつも批判されるからそれを回避したかった嘘

いつも周りから批判される場合も、自己保身のために嘘をつきたくなります。
特に子供のころにあまり能力がないと、親によっては子供を馬鹿にしたり、怒鳴ったりする場合があります。
そうすると子供は自分を守るために、本能的に嘘をつき始めます。
家庭環境が原因で嘘をつくようになってしまったのに、案外世間もわかっていなくて嘘をつく子供をすごく責めます。
時代に関係なくそういう傾向があるのではないでしょうか。
子供が嘘をつくのは、大体家庭環境に問題があるからではないでしょうか。
とにかくこの例も思わず同情したくなるパターンです。

立場が弱いためについた嘘

どうしても人間関係において力関係が働いてしまうことがよくあります。
立場の強い人がどうしても自分の思い通りに周りを動かしたくなるため、立場の弱い人間が被害を被ることになります。
こういう環境の場合、立場の弱い人間は立場の強い人間に嫌われたくないために自分を守るために色々な嘘をつきます。
もちろん自分を守りすぎて周りに嫌われるような嘘をつく人もいるので、あまり同情できない部分もありますが、そこでしか生きていける場所がなかったという状況の場合は、自分自身の弱さから嘘をついてしまうのではないでしょうか。

同情できないパターン

自己保身な嘘

先ほどの色々な事情によって自己保身の嘘をついてしまった例と異なり、単に自分を守りたいだけの理由で嘘をつくパターンです。
よくあるのが自分が良く見られたいから、異性の前では自分を良く見せたいからという理由ですが、周りを見ないで勝手にやる場合が多いのでとても印象が悪く、とても同情できたものでありません。

プライドの高さからくる嘘

これも自己保身パターンに似ているのですが、違いは事あるごとに「あんたたちとは違う」というオーラを出しているところでしょうか。
見栄を張る部分でよく嘘をつくので嫌われることが多くなるパターンです。もちろん同情できません。

相手を軽くみている嘘

これもよくあるのですが、「こいつだったらこう言っとけばいいだろう」という考えのもとに嘘をつきます。
基本的に相手を馬鹿にしていることが多く、相手が見抜けないからといってよく嘘をつきます。
そもそも嘘をつく側の性格が悪すぎて同情できません。

実際に異性に貢ぐパターンでこういう傾向がよく見られるのですが、悲惨としか思えません。

その場をすぐに誤魔化したい嘘

これも相手を軽く見る場合に似ているのですが、違いは嘘をつく本人が何かやましいことがバレそうになると、いつもその場しのぎの嘘をつく、というパターンです。
これももちろん同情なんかできません。

まとめ

嘘にも色々種類があるものです。
同情できるパタン、できないパターン色々紹介しましたが、最終的にはその人が信用できるのかできないのかにかかってきます。
何にしても嘘はあまりつきたくないものです。
嘘にくじけずお互い頑張っていきましょう。
今回も最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。