相手の話を聞いて信用されるようになるには

 

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Christine SponchiaによるPixabayからの画像

相手の話を聞くときに、こちらはどのような姿勢で望んでいけば良いのでしょうか。ただ相手のご機嫌を取っていれば良いのでしょうか。それとも単に相手の言うことを素直に聞いていれば良いのでしょうか。

いいえ、それをしてしまうと結果的にいつも相手の言いなりになってしまうだけです。実際にそうなってしまったら人生が台無しです。そこで今回は、相手の話を聞いて信用されるようになるには何をしていけば良いのか、という点について説明していきます。今回もよろしくお願いします。

 

なるべく共感する

相手の話を聞くときは、なるべく自分も共感できる部分を探してみてください。

それでもなかなかわからない場合は、相手に聞いてみてください。例えば、
「どうしてそう思ったのか」
「このときどうしてこうしなかったのか」
「こういことをするときには常にどういう考えで行っているのか」
といったことを実際に聞いてみて、相手の好みや嫌いなことを把握していくと良いでしょう。

このような質問をいつもしていくと、相手の性格がわかってきます。例えば、

「たしかこういう場合はこうした方が相手の好みだったな」

「こういうことをされるのが嫌いだったんだよな」

「こういう話はこういう方向が好みだったな」

などの予測をして共感できる部分を探していきます。

ただ、質問していく中で注意したいのが、あまり質問しすぎないということです。あまり質問しすぎると相手から「何か探られている」と、疑われる可能性がありますので注意してください。

質問をすると、一般的にどうしても空気が堅苦しくなってしまう傾向にあるので、途中で笑い話などを入れて空気を和らげると良いでしょう。

そしてもし自分のほうでも共感できたら、
「自分もそう思う」
「自分も前にそういうことがあって、こーだった」
「だからその気持ちわかる」
という表現で相手に伝えてみてください。
とにかく相手の話にリアクションを返していくことが大事です
自分の話を相手に伝える場合、その伝える人は常に自分の言っていることが相手に支持されているかどうかを非常に気にするのでリアクションしてあげると効果絶大です。

ただしリアクションしすぎると逆に相手が勘違いすることもあるので気をつけてください。詳しくは次をご覧ください。
聞き上手になったらむしろ気をつけておきたいこと

また共感についてさらに詳しく知りたい方は次をご覧ください。

相手に共感したり気持ちを理解するために必要なこと

 否定をしない

相手の話を否定してばかりの人をたまにみかけますが、あまりいいことではありません。確かにそれによって自分のほうは優越感を得るのでしょうが、周りの人にとってはこんなに迷惑なことはありません。相手の気分を害します。あと空気がすごく悪くなります。そして相手はもう話すのも嫌になっていきます。普段から仲が良いのならまだしも、そうでない関係の場合、相手に否定されるとすごく嫌な気分になります。本当に気をつけたいものです。

相手の好き嫌いを把握する

相手と話をするときに注意するのは共感部分だけではありません。相手の好き嫌いを理解していくことも重要です。

相手の好きなところは後々気配りや機転の良さにつながりますし、嫌いなところは「相手を配慮する」、「空気を読む」、「相手を大事にする」という配慮につながります。つまり相手に信用される要素が満載なので是非相手の好き嫌いは押さえておくようにしてください。

相手の立場を尊重する

相手が目上の人であればもちろん敬語を使いますし、素直に話を聞いて、わからないところは質問します。

年下相手であれば人生のアドバイザーとして自分に言えることを考えます。そして相手が自信がなければ自分の経験を話して「大した問題じゃない」、「よくあるよ」、「誰もが通る道だから」と励まします。間違っても、自慢したり、威張ったり、偉そうにものを言うことはしません。自分を大きく見せる必要はありません。というよりも、結局自分の人生でこだわってきた部分しか言えることはありません。

もっと有力な情報を相手に教えてあげる

相手の話を聞いていると自分のほうが知っている話題に遭遇することがあります。そういう場合は自分の経験も踏まえて
「自分も経験があって確かこうしたらうまくいったよ」
「こういうのを使えば困らないよ」

「ただしこういう場合はこういうことに気をつけて」
などアドバイスしてあげると相手に喜ばれます。

逆に自分がいかにその点について知っているかをアピールしたり、相手が知らないことを馬鹿にしたりしないようにしてください。信用を失います。

自分が失礼なことを返した場合は謝る

これは相手がものすごく見ている部分なのに、恐ろしいほど謝れていない人が多いです。自己主張したり、理想論を言う人はたくさんいるのに、その反面謝るところを謝れていません。そもそも自己主張や理想論というのは自分の生き方であるはずなのに、謝るほうはできていないのです。謝罪も自分の生き方の1つです。むしろきちんと謝れたり、礼儀正しくすることではじめて相手から「さすが普段からこだわっているだけのことはある」と認められるのです。自己主張したり理想論を言うだけで終わる人は世の中たくさんいるので、実際にそれだけで相手から関心されることは少ないでしょう。

とにかく、最初は謝れないと思いますが、少しずつ謝っていくと自然にできるようになりますので実践してみてください。

まとめ

相手の話を聞くのはこのようにとても根気のいる作業ですが、相手に信頼されるというのは本来これぐらい苦労するものなのです。

最初はなかなか実践できないと思われますが、私も相手の話に満足に返せなかったころはせめて相づちをしたり、相手の話に最後まで付き合ってなんとか信用を得ようとしていました。それだけでもけっこう年上の方々から可愛がられていたりしたので一番大事なのは相手に付き合うことなんだと思います。

色々と実践していくのは大変かと思いますが、お互い頑張っていきましょう。今回も最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。