リアクションを大事にしよう

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White77によるPixabayからの画像

リアクションはコミュニケーションを図るうえで非常に重要な要素です。話すのがうまくなくてもリアクションがうまければ誤魔化せることがよくあります。

誤魔化すというとあまり印象が良くありませんが、自分からなかなか話ができたいと思っている人には救いになると思われます。リアクションをしていくだけでもちょっとは空気が読めるようになるので頑張ってみてください。今回もよろしくお願いします。

とにかく相づちだけでもする

私が昔喋れなかった時代はとにかく相手に極力気に入られるように話を聞くことと相づちを打つことに専念してきました。だからと言って何か気の利いたことを言えるわけではなかったので、相手に好かれるということはあまりありませんでした。

ただそれでも一応反応はしていたので相手が話していてイライラしてくるということはありませんでした。話が下手なのにどうして相手がイライラしなかったのは恐らく「相づち」のパワーだったのではないでしょうか。
そもそも話をするのは下手と思われていたみたいですが、相づちをずっとしていたので「どんくさいけど素直で優しいヤツ」だとずっと思われていたみたいです。(←自分で言うか?)
まあともかく何が言いたいかというと、相づちをしておくとそれぐらい印象が違うということを言いたかったんです。

だからもし自分が何を話していいかわからないときはとにかく「相づち」をしてみてください。最初は変なタイミングで相づちをして相手から「なんだコイツ!」と思われることが多いかもしれませんが、やっているうちにそのうちタイミングを掴めてきます。もしタイミングを掴めるようになったら「空気の読めるヤツ」に確実に一歩近づきますので頑張ってください。

共感できるところは共感する

リアクションと言ってもただ単に相手に返せばいいというものでもありません。中身を考えないとどうしても単調さが目立ってしまいます。「いつもワンパターンなリアクションだな」と思われてしまいます。
だからこれを回避するためには、いつもリアクションしなくていいので共感できるところだけでもしてみると良いかもしれません。
しかもただリアクションするのではなく、

「そういう考え方自分も好きだ」

「そこは自分も大事にしている」

「自分もそれを外したら生きていけない」

など、ただ共感するのではなく相手から聞いた話が自分にとってどの程度大事なことなのかを同時に伝えるとさらに自分の意思が伝わります。
共感については以下の記事でも取り扱っているテーマなので、もしよかったらご覧ください。
相手に共感したり気持ちを理解するために必要なこと

相手の乗りがよければ、自分もそのテンションに合わせる

他にも相手の調子に合わせてリアクションするというケースがあります。

というのも、会話が進むとたまに相手が「この人はもしかしたらノリのいい人かもしれない」と感じて、話し方を途中で変えてくることがよくあるからです。

どのように話し方を変えてくるのかといいますと、いきなり相手がテンションを上げて話してきたり、1回ギャグを入れてきたりします。

これはつまりどういうことかと言いますと、自分が試されているんですね。

「果たしてこのノリに対応できるのかな」

「このギャグに返せるかな」

という具合に仕掛けてくるんです。

もしそこで同じハイテンションで対応したり、さらに面白いギャグを返すことができると相手から「こいつなかなかやるなー」というように一目置かれます。

もうその瞬間から「こいつは面白いヤツ」という印象を相手が持ってくれます。まあ、実際はいきなりここまでは難しいと思うので、せめて相手のテンションが高くなった時には同じノリで返してください。きっと話が盛り上がるはずです。

リアクションはこれくらいパワーがあるんです。

表情のオーバーアクションも強烈なアピールポイントになる

先ほどハイテンションの話をしましたが、その時に自分の表情にも気を配ってください。テンションを高めに持っていくときはなるべく自分が笑顔になるように意識してください。

自分で経験するとわかってくるのですが、相手と話が盛り上がるという瞬間というのは相手もこれからワクワクタイムが始まるという期待をしています。このため、ハイテンションのまま笑顔で返してあげるとその直後に話が盛り上がっていきます。

逆にこの空気を読めなくて同じテンションにならなかった場合、相手から「こいつ面白くねーヤツだなー」と思われることが多いです。だからと言って気にする必要はないのですが、いつも楽しく過ごせるほうがいいですよね。 

相手が喜びそうなことはなるべく大きいリアクションで

特に相手との付き合いが長くなってきて相手の好き嫌いがわかってから有効な方法なのですが、話の流れからわざと大きいリアクションで「○○っていつもこういうところでこうするから好感度高いんだよなー!」って前触れなく伝えてあげるとすごく喜ばれます。
普段自分なりに頑張っているけれども「あえて他人に伝えるものでもないよな」という部分をわかってあげるのは非常に重要なことなのです。それをさらに大きいリアクションで伝えてあげると相手にとっての喜びとなります。リアクションはそういう役目もあるんです。

相手に助け舟を出すときに有効なリアクション

例えば何かのトラブルで自分の大事な人が周りから責められているとします。始めのうちは様子を見て周りの話を聞いているんだけれども、そこであまりにも周りが言いすぎていたり、人格否定に走っている場合に、第三者の自分がいきなりリアクション高めで「今回はこいつが悪かったかもしれないけど、それは言い過ぎだろー!」

「こいつはそんなヤツじゃねーよ!」

と言ってみてください。責められていた人はどんなに救われることでしょう。
たとえ周りに嫌われても自分の大事な人の正義を代わりに守ってあげるとかなり相手から信用されます。
助け舟と言えば、場が沈んだ空気のときに妙なハイテンションでリアクションをして場の空気を和ますという手があります。ハイレベルかもしれませんが、最近流行りのネタでやるとさらに効果抜群です。

まとめ

このようにリアクションを身に着けると人間関係で楽になることが多くなります。たとえ話し方が少々下手であってもあまり気にならなくなりますので少しずつ試してみてください。お互い頑張りましょう。今回も最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。